3世代や多人数で行動することが多い家族には

大家族やお子さんの習い事や家族同士の付き合いで多人数で移動する機会が多いという家族は、ミドルクラス以上のミニバンを選ぶという方が多いようです。

このカテゴリーで100万円の予算で探すとすると、トヨタ エスティマやノア、日産 エルグランド、ホンダ ステップワゴンといったあたりが候補になってきます。

走行距離はおおむね5万キロから10万キロ程度で、年式は5年から10年落ちくらいの個体がメイン。

基本的には車内の広さや燃費のよさという観点から選ぶ方が多いと思いますが、チャイルドシートがつけやすかったり、ドア事故がないスライドドアを採用していたりすることも選ぶときのポイントになるでしょう。

新型がデビューしたシエンタの中古車は、先代モデルが旬

予算100万円のファミリーカー選び。おすすめ5選
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

大人気のコンパクトミニバン、トヨタ シエンタは、2015年に発売された2代目の170系が100万円前後で購入できます。

トレッキングシューズをイメージしたというエクステリアに、3列シートとスライドドアを備えた5ナンバーサイズのトヨタ最小ミニバンとして人気を集めた2代目シエンタは、ガソリンとハイブリッドのパワートレインに、駆動方式はFFと4WDが選べます。

アクアのようなコンパクトカーも使い勝手はいいのですが、小さいお子さんがいる家庭にスライドドアは一度使うと外せないアイテムです。

スライドドアは開口部の広さだけではなく、勝手にドアを開けて駐車場などでとなりのクルマにドアを接触させる危険もありません。

乗車定員は、2018年までの前期型は3列シートの6人乗りと7人乗り、後期型は2列シートの5人乗りと3列シートの7人乗りから選べます。

3列シート車なら普段は3〜4人でゆったり、休日におじいちゃんおばあちゃんやお子さんのお友達を乗せて移動など幅広く使えます。

安全装備は2018年以前の前期型に「Toyota Safty Sense C」、2018年以降の後期型は「Toyota Safty Sense」をそれぞれオプション設定。安全性を優先する方は、後期型のToyota Safty Sense装着車を選ぶと良いでしょう。

ボディカラーは、セクシュアルレッドマイカやエアーイエローといった明るい色が多いことも2代目シエンタの特徴。中古車でも色選びが楽しめるくらい在庫があります。

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『キング・オブ・ミニバン』の異名を持つエルグランドは現行モデルが狙える

予算100万円のファミリーカー選び。おすすめ5選
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

日産のフラッグシップミニバンであるエルグランドは、2010年デビューの現行モデル(E52型)が購入できます。

先代までとの大きな違いは、プラットフォームがFFベースになったことと、2.5LエンジンがV6から直4になったこと。

「どうしても日産のFRミニバンに乗りたい」という方は、必然的に先代モデルのE51型を選ぶことになります。

いっぽうE52型は、現行モデルながらハイブリッドモデルがラインナップされておらず、そんなところも中古車市場では若干値段が下がる要因です。

とはいえ『キング・オブ・ミニバン』の異名は伊達ではなく、ゆったりとした室内は全長4,965mm×全幅1,815mm×全高1,815mmのボディサイズからも容易に想像出来ます。

これまで、2度のマイナーチェンジを受けており、100万円前後で狙えるのは、2014年以前のグリルが小さい初期モデル。

2014年のマイナーチェンジでグリルがバンパー下まで伸ばされたモデルは、100万円+αの予算で探すことができます。

エンジンは2.5Lの直列4気筒と、3.5LのV型6気筒で、駆動方式はFFと4WD。

後席の読書灯や乗降用の補助ステップ、後席用100V電源などが標準装備となる最上級の「VIP」グレードは、7人乗りのほかに優雅な4人乗りもたまに出てきますので、まめなチェックが必要です。

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円式が古いことを感じさせないトヨタ エスティマ

予算100万円のファミリーカー選び。おすすめ5選
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

現在のミニバン作りに大きな影響を与えたトヨタ エスティマですが、惜しまれつつも2020年に販売を終了しています。

そのなかで100万円で狙うのは、最終型となった3代目(50系)。2006年から2020年まで販売された長寿モデルでもあります。

長寿モデルの良いところは、外装を綺麗にお手入れして乗っていれば、マニアでない限り製造年式が分からないこと。

しかも新型車がないので、見た目で古く感じることもありませんし、低年式モデルゆえに順当に値段も下がっているなど、中古車ならではの楽しみが詰まっています。

ただし安全装備の「Toyota Safty Sense」は最終型でもプリクラッシュセーフティシステムとレーンデパーチャーアラート、オートマチックハイビームのみとなります。

パワートレインは、2.4L 直列4気筒と3.5L V型6気筒と、2.4Lハイブリッドの3つ。トランスミッションは、2.4LがCVTで3.5Lが6速AT、ハイブリッドは電気式無段変速機になります。

駆動方式はFFと4WDで、ハイブリッドの4WDはリアをモーターで駆動するE-Fourです。

100万円で狙うのは、ガソリン車が3度目のマイナーチェンジとなった2016年以前。ハイブリッド車は、2度目のマイナーチェンジを受けた2012年以前になります。

余談ですが、気に入って何台も買い替えてるというレーシングドライバーがいるほど、走りにも定評があります。

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予算100万円のファミリーカー選び。おすすめ5選
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

100万円という金額でも、年式や距離にこわだらなければ、豪華でファミリーで使えるモデルや、走りのいいモデルが見つかります。

ただし、このくらいの金額の車両は、ボディの傷やシートのヘタリなど、妥協しなくてはいけないところがいくつかあるかもしれませんので、なるべく自分の目で見てから購入を決めることが大切です。

提供元・車選びドットコムマガジン

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