2.晒し上げ
2つ目は晒し上げ行為である。
会社は様々な人が集まる場なので、時折社風に合わなかったり一般常識を逸脱した行為もどうしても出てくる。多くの場合、小さなダメージで済んだなら次善策を講じて忘れて次へ進むしかないわけだが、正義感の強い人は一部始終のやり取りをSNSにEメールやLineなどのやり取りをスクショ投稿して私的な怒りを出してしまうことによって、逆にSNSでリンチにあってしまう。
当たり前だが、個人的なやり取りを公衆の場に晒す行為は、相手の許可がなければコンプライアンス上の問題になる。一般常識的な社会通念で考えても「立場が上のものが相手の行為を私的な怒りで公共の場に晒す」というのは明確に問題である。それにイチイチ、仕事の不満や怒りを周囲にぶちまけてしまうのは精神的に未熟であり、それが採用の入口になっているアカウントがやってしまうのはたとえ相手に非があっても企業イメージダウンは避けられないだろう。
不満を感じても社内で愚痴を言うくらいで留めた方が賢明である。
SNS採用は経営者の仕事昨今の人手不足で、どの企業も優秀な人材に来てもらいたいと強く望んでいる。そのツールとして確かにSNS採用は強力な武器になるだろう。自分自身、特にそのような採用意図は一切ないが「あなたと一緒に仕事をしたい!」と言われることがある。
しかし、その仕事やカリスマ性が人事アカウントに持つことができるだろうか?これは能力に疑問を持ってバカにしているわけではなく、役割として適切かどうかという問いである。それは経営者ができるのではないだろうか。経営者のリーダーシップや人となりに魅力を感じて、直接応募を集める引力がSNSの経営者アカウントにはある。
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人事アカウントは強いカリスマ性を持つことを目指すより、あくまで働きやすい職場環境や楽しく仕事をしている様子をわかりやすく伝える役割にコミットする方が企業全体でうまくワークするように思えるのだがどうだろうか。
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