黒坂岳央です。
SNS界隈では定期的に企業の人事アカウントが炎上してしまい、謝罪やアカウントの廃止に追い込まれることがある。実はこの炎上騒動には法則性というか毎回同じパターンが存在しており、自分自身も炎上の火種にならないための身の振り方を学ぶことができる。
個人的に炎上を目撃してそこから得られたパターンを取り上げたい。
※本稿は「人事アカウント全体がそうだ」といっているわけではない。あくまで「炎上した人事アカウント」について言及している。
1.上から目線1つ目の理由は上から目線、ということである。
自分たちは採否を「選ぶ側」であり、学生たちは「選ばれる側」なので、振る舞いやコミュニケーションの言動には気をつけなさい、という態度が透けて見える投稿は炎上しやすい。
特に昨今、空前の人手不足でありよほど大人気企業でなければ学生を両手で受け入れたいと考えている会社ばかりだ。そのような労働市場の環境認識ができておらず、20年前のデフレ経済の感覚が残ったまま「こちらは選ぶ側だ」という姿勢は「何様?」と多くの人の反感を買ってしまうのだろう。
だがこれはある種、職業病のようなものだと思っている。人事部は実際、日常的に相手を評価したり採用したりその逆に退職勧告をしたりと「ジャッジを下す仕事」をしている。その姿勢がそのままSNSの投稿に出てしまうのだろう。炎上を回避するにはよほど客観性を意識して投稿するか、もしくは投稿内容を事前にAIフィルタリングしてからが良いだろう。