■物体が通過後、竜巻は急速に弱体化するが……
動画は、海上で発生した竜巻が海水を巻き上げる様子を克明に捉えている。うねりながら伸びる竜巻は雲を突き抜け、はるか上空にまで達しているようだ。やがて、カメラはズームを使い竜巻に寄る。すると、画面左から右へ、一瞬何かが通り過ぎる。そして、物体が通りすぎた後、竜巻は急速に勢いを失くしてしまうのだ。スロー映像で見ると、形状までははっきりしないものの、白黒の物体が画面を横切っていることが分かるのだが、……。
これはUFOではなく、鳥ではないか!? スローで見ると、白い体に黒い翼の鳥が羽ばたいているように見えるのだ。実際、動画には「鳥にしか見えない」とのコメントが多く寄せられ、種類を特定しようとする者までいる。その一人、「Tony Alexander」は、南アメリカを除く熱帯から温帯に広く分布するカモメ科の“オニアジサシ”だと主張している。
さらに、この動画を取り上げている「Daily Mail」(1月24日付)によると、動画に見られる竜巻は、暴風雨や大きな雹、稲妻を伴う、ごく一般的な陸から海へと移動するタイプの竜巻とよく似た特徴を持っているそうだ。
単なる竜巻の近くを鳥が飛んでいただけ、という解釈が成り立ってしまいそうな雲行きだが、判断を下すのはまだ早い。投稿した「Secure Team」のテイラー・グロックナー氏によると、動画の物体以外にも、この竜巻の周囲でUFOらしき飛行物体が目撃されていたという。さらに、動画をよく見ると鳥らしき飛行物体以外にも、謎の物体が確認できるという……。