■脳内から希少なサナダムシ
人間はカフェインの大量摂取や気圧の変動など、さまざまな理由から頭痛を発症することがある。しかしある中国人男性が経験した絶え間ない頭痛は、脳内に侵入したある生物が原因によって引き起こされていた。英国内の病院に入院した男性は、MRI検査を受けるも当時は原因の特定に至らず……。MRI検査から4年後、遂に医師の口から衝撃的な事実が告げられた。なんと男性の脳内には“マンソン裂頭条虫”と呼ばれる希少なサナダムシが棲みついており、この寄生虫が頭痛の原因だったという。頭痛のみならず発作や異臭など、さまざまな病状の元凶だったマンソン裂頭条虫は、その後外科手術によって摘出されている。