アメリカ先住民の伝承や壁画に残る宇宙人の痕跡。果たして、本当に宇宙人は古代人の下を訪れ、知恵を授けていたのだろうか? 英紙「Daily Star」を参考に、古代宇宙飛行士説を裏付ける数々の証拠と証言をご紹介しよう。
古代エジプト文明、南米の文明、オーストラリア先住民のアボリジニらの文化には、いわゆる宇宙人を模したとしか思えない芸術作品がいくつも存在することが知られている。地球外知的生命体が古代の地球に訪れていたとする古代宇宙飛行士説によれば、これは古代文明の成立に地球外生命体がかかわっていた動かぬ証拠だというのだ。ヒストリーチャンネルの番組『古代の宇宙人』で人気を博すジョルジオ・ツォカロス氏も、UFO研究サイト「Legendary Times.com」のインタビューで、古代宇宙飛行士説について熱く語っている。
「シュメール文明とエジプト文明を考えて見て下さい。どちらも類を見ないほど高度に発達した文明です。これらの文明以前、人類は洞窟に暮らしていたんですよ」(ツォカロス氏) 「シュメール文明とエジプト文明には、技術面での進化の痕跡がありません。つまり、基礎的な段階から洗練された形へ発展していったわけではないのです。あたかも最初から全てを知っていたかのように、洗練された技術が突然出現したのです」(同)
他にも、イギリスの巨石群ストーンヘンジや、ギザの大ピラミッド、南米インカ文明の巨石城砦サクサイワマンなど、古代の巨大建造物は宇宙人の援助なしには不可能だったと考える人々も多い。
●オジブワ族
さらには、アメリカ先住民のいくつかの部族では、「スターピープル」、「スタービーイング」と呼ばれる他惑星の住民が宇宙船に乗って地球に来訪し、人類に知恵を授けたという伝承が昔から語り継がれているのだ。アメリカ先住民オジブワ族に出自を持つ作家のリチャード・ワゲームズ氏は、スターピープルについて次のように語っている。
「私の部族では、何世代も前に地球にやってきたスターピープルの話が伝えられています。スターピープルはスピリチュアルの教えと物語、そして宇宙の地図を無償で我々に提供したのです。彼らは親切で愛情が深く、人々の素晴らしい模範となりました。彼らが帰ってしまったときは、部族中が悲しみに包まれたそうです」(ワゲームズ氏)
また、ホピ族に伝承されている予言は的中率が極めて高いことで知られているが、まだ実現していない第9の予言では「天上にある天国の居住施設が地球に落下し衝突する」という小惑星や人工衛星の存在を彷彿とさせる極めて近未来的な予言がされている。これを古代ホピ族の想像力の産物と言い切ることができるだろうか? むしろ、先進的な科学技術を持つ古代の宇宙人がホピ族に伝えたと考える方が適切ではないだろうか? その証拠に、ホピ族の壁画には「アントピープル」と呼ばれる宇宙人のような姿が描かれており、彼らはホピ族を危機から救った救世主だと語り継がれているのだ。