■「奇跡的」と医師

アンバーさんの母親がこのたびFacebookで明らかにしたところによると、医師は「稲妻の電流は左腕から入りつま先から抜けた可能性がある」「腹部にやけどのような炎症を負っているものの、命を落とさなかったのは奇跡だ」と説明したという。

アンバーさんはすでに集中治療室を出て、自力で歩くリハビリテーションを始めている。メリーランド州にあるジョン・ホプキンス大学・修士課程への進学を控えており、学期のスタートまでに退院することが目標だそうだ。

■他の3名との違い

今、亡くなった3名とアンバーさんは何か違う点があったのかについて関心が集まっている。なかでも注目されているのは、彼女が日本でも人気のドクター・マーチン製のブーツを履いていたことだ。

バウンシングソールと呼ばれるその靴底は、タイヤに使用されるタイプのゴムに空気を封入したもの。それが雷から彼女の身を守ったのではないかというのだ。