球体は「シューッ!」と鋭い音を立てながら、真っ白に発光し始める……。そして数秒のうちに一気に大きさを増すと、まばゆい光を放ちながら爆発した。次の瞬間、すべてを目撃していた23名の兵士たちは、物言わぬ石柱と化したのであった。

 生還した2名の兵士たちは、立っていた場所に遮蔽物があったことで爆発から身を守ることができたという。報告書によると、UFOの残骸と石化した兵士たちの遺体は、その後モスクワ近郊の“秘密科学研究機関”に運び込まれたという。5体の生物の行方は不明のままだ。

 謎の生物が宇宙人かどうかはともかく、すぐに姿を消したことから「地球人と接触すること」は基本的に禁じられていると考えられる。兵士たちを石化したのも、証拠を消すためなら手段を選ばないという強い意志の現れだろう。

ソ連軍がUFOの撃墜に成功するも、謎の光で兵士たちが“石化”… 機密指定解除の文書で明らかに
画像は「Daily Star」より(画像=『TOCANA』より 引用)

 では、彼らは自爆したのかというと、それは定かではない。「地球人に姿を見られたものは自害しなければならない」という鉄の掟があるのかもしれないが、何らかのテレポート能力という可能性もある。仮に地球人との接触が禁じられていたとすれば「ついつい近づきすぎちゃった上に撃墜される」なんて大失態である。もしかしたら、厳しくしょっぴかれたかもしれない。