2位タイ:キリアン・エムバペ  FW/パリ・サンジェルマン(仏)
27ゴール/出場29試合

 フランスの強豪パリ・サンジェルマンのエースストライカーとして、2位のジョナサン・デービッド(リール)に8点差をつける圧勝で得点王に輝いた。出場29試合中17試合でゴールを生み出し、8月26日のRランス戦から9月15日のニース戦まで3試合連続で2ゴールを放つなど、驚異的なスピードとドリブルスキルでコンスタントに得点を重ね、彼の活躍によってチームを優勝に導いた。ちなみに、CLでも8ゴールと量産しハリー・ケーンと並び得点王になっている。2024-2025シーズンからはスペインの名門レアル・マドリードに移籍する。新天地での活躍も楽しみだ。

1位:ハリー・ケーン  FW/バイエルン・ミュンヘン(独)
36ゴール/出場32試合

 長年所属したトッテナム・ホットスパーを離れ、ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンに移籍したハリー・ケーンは、ブンデスリーガに舞台を移しても得点を積み重ねた。ブレーメンとのリーグ開幕戦から早くも1ゴール1アシストを決めると、9月23日のボーフム戦、10月28日のダルムシュタット戦、そして11月4日の宿敵ドルトムント戦でもハットトリックを決める。シーズン中に決めた36ゴールは、他リーグ得点王と比べても抜けた数字で、彼の類まれなるゴールセンスを如実に表したと言える。ちなみに、CLでも8ゴールと量産しキリアン・エムバペと並び得点王になっている。

【UEFAチャンピオンズリーグ速報】レアル・マドリードが15度目の優勝

 2023-2024シーズンも、多くのストライカーがゴール前のパフォーマンスで世界を熱狂させてきた。ここに紹介した5人が所属するチームは、優勝3つ、3位が2つ。チームスポーツであるものの、1人の活躍がチームを優勝、もしくはシーズン最高位まで押し上げる原動力になることが今年も証明されたと言って良いだろう。来シーズンも、欧州各リーグの得点王争いに注目していきたい。