パッケージングに関しては、従来モデルの特長である取り回しのしやすいボディサイズを維持するために全長の拡大を45mm(3列シート仕様)に抑えるとともに、フロントピラーの付け根をタイヤの真上に配置することで、タイヤの位置がイメージしやすく、車幅がつかみやすい造形とする。また、フロントピラーの一本化やドアミラー位置の変更により、ななめ前方の視界をより向上させた。さらに、インホイールメーターの採用などによって水平基調でノイズレスな視界を確保。合わせてベルトラインも水平基調とするとともに前方から側面を連続性のある視界とし、加えてリアクォーターウインドウを四角基調に変更して従来モデルよりも窓の面積を拡大するなど、乗員全員が開放感を感じられるキャビンルームを創出する。一方、従来モデルでも好評のシートアレンジは、さらなる使いやすさを追求。1列目のシート形状を工夫することでウォークスルーのしやすさを向上させ、さらに荷室利用時などシートを跳ね上げて収納することも多い3列目シートは座り心地の良さを維持しながらシートの軽量化と構造部の薄型化を図ったほか、跳ね上げ時のシート固定位置を低く、よりすっきりと収納できる作りとした。3列目を畳んだ際のシート間の距離は、従来より約160㎜拡大する。シート配列については2列目にキャプテンシートを備えた2/2/2名乗車(6名乗り)の3列式を全グレードに、2列目に6:4分割可倒式シートを備えた2/3/2名乗車(7名乗り)の3列式をAIR EXに、2/3名乗車(5名乗り)の2列式をCROSSTARに設定した。