vchal/iStock

セミナーや講座で話に詰まった時につい「あ〜」「え〜」などと言ってしまう。そんな人も少なくないだろう。しかし沈黙・「間(ま)」は必ずしも悪いものではなく、むしろうまく活用すれば聞き手に良いものだ。

そう語るのは現役会社員・副業講師の滝川徹氏。今回は、滝川氏の著書『ちょっとしたスキルがお金に変わる「副業講師」で月10万円無理なく稼ぐ方法』より、「間」を効果的に使った話し方について、再構成してお届けします。

「間」は文章でいうところの句読点と同じ

話が上手な人は「間(ま)」をうまく使いこなします。なぜ間が効果的なのか。それは「間」が文章でいうところの句読点と同じ役割を果たすからです。

長い文章を読む時、句読点がなかったら読みにくいし、理解しにくくなりますよね。それはバーっと文字だけ書いてあると、読むスピードに対して理解が追いつかないからです。

句読点があると、そこで一度読むスピードが落ちます。一瞬ではありますが、人はその一瞬で文章を理解できたりするのです。話をする時の間もこれと同じです。バーっとひたすらしゃべっていると、話を聞いてる側は理解が追いつかない時も出てきます。

だからそもそもゆっくり話すことが大事なわけですね。話の内容がむずかしいほど、話を聞く側は理解しにくくなります。そんな時こそ、「間」の出番です。