フランスで7日に行われた国民議会選挙の決選投票で、左派連合「新人民戦線(NFP)」が182議席を獲得し、第1党となりました。エマニュエル・マクロン大統領の与党連合は168議席で第2党となり、マリーヌ・ル・ペン氏率いる「国民連合(RN)」は143議席で3位に留まりました。
フランス総選挙 極右政党、第1党届かず トップは左派連合IdwTlZdg8
フランス国民議会選挙で、極右政党として戦後初の第1党となるかが注目された「国民連合」は3位で、政権を獲得できない見通しです。今回の選挙を振り返ります。
— 毎日新聞 (@mainichi) July 8, 2024
「極右」とされる「国民連合」(RN)は1週間前には300議席近くを獲得する予想もありましたが、実際には150議席前後に留まることになりました。
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フランスの国民議会選挙は、議会下院である国民議会の577議席を小選挙区制で選ぶ選挙です。その特徴は2回の投票が行われることです。
フランス国民議会選挙1回目投票 極右政党が最大勢力になる勢いYreedEwBEO #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) June 29, 2024
1回目の投票では、過半数かつ有権者の4分の1以上の票を得た候補者が当選します。1回目で当選者が出なかった場合、1週間後に決選投票が行われます。決選投票では、1回目の投票の上位2人と、12.5%以上の票を得た候補者が進み、最も多くの票を得た候補者が当選します。なかなか複雑なしくみです。
フランス国民議会は2回制選挙。1回目の選挙は極右政党が最大派閥。2回目は左派連合が最大勢力になるという「どっちやねん!?」というシーソー状態。選挙は民意を表すって言うけど、やる度に結果が変わるなら、何が民意かよくわからないよね、、、LxDgaKRGyy
— ひろゆき (@hirox246) July 8, 2024
急進左翼政党「不服従のフランス」のメランション党首は、今回の第2回投票に向けて、極右「国民連合」を阻止するため候補者の撤退を行いました。結果、左派連合「新人民戦線(NFP)」が第1党となりました。
「不服従のフランス」のメランション党首、来週行われる総選挙の第2回投票に向けて、極右「国民連合」を阻止するため候補者の撤退を行うと表明。
……思い切った決断をしましたね。左派連合と与党連合の選挙協力が実現しそうです。これは歴史的共闘ですよ。 Ptvpgc5pu
— silence* 🤍❤🤍 (@silence_ast) June 30, 2024