■米・アシュリー住民消失事件
米・カンザス州の町アシュリーではさらに奇妙な消失事件が起こっている。1952年8月16日の米国地理統計によると、当時アシュリーは人口700人ほどの小さな田舎町だったようだ。だが、ある日、アシュリーをマグニチュード7.9の大地震が襲うとともに、全住民が姿を消してしまった。
地震後、救援隊がアシュリーに到着すると、そこには長さ1000ヤード(約900m)幅50ヤード(約450m)もの亀裂が走っており、煙を吐き出していたという。救援隊は12日間かけて町中をくまなく探索したが、誰も見つけることはできなかった。興味深いことに、後日、余震がアシュリー付近で発生し、再び救援隊がかけつけると、その亀裂は跡形もなく消えてしまっていたそうだ。
実は、地震発生の数日前からアシュリーの住民から奇妙な報告が地元警察にされていた。「小さな黒い亀裂が空に出現した」というものだ。これを受け、地元の警察官1名がアシュリーに向かったが、気付かないうちに元の場所に戻ってしまったという。奇妙なことに、その後に他の警察官数人もアシュリーに向かったが、同じように、アシュリーに向かっているはずなのに、いつの間にか元の場所に帰ってきてしまったという。
その後のアシュリー住民からの報告で事態はさらに奇妙になっていく。アシュリー住民のフィービー・ダニエルスキーが、自身の娘が3年前に死んだはずの夫と話しているところを見たと連絡してきたのだ。また住民のベンジャミン・エンディコットは、空に巨大な炎が現れて、夜でも昼間のように明るくなったと語ったという。最後の報告は住民のエイプリル・フォスターからあり、「死んだ人がみんな戻って来た」と話したそうだ。地震が発生したのは、この直後のことだという。