■母親は失血死

ビーチに引きあげられたマリアさんを見た人から、「脚がなくなってる!」といった声が上がるなか、救急隊は全力で救命措置にあたった。

だが重傷を負っていたマリアさんは、そのまま失血死した。娘については無傷だったと報じられている。

マリアさんの死について調べを進める当局は、サメによる被害を予防するため、近くの海岸も遊泳禁止とした。

■メキシコでは稀なケース

一部メディアの報道によると、メキシコではサメが人を襲うケースは比較的まれだという。それでも2019年にはアメリカ人ダイバーがマグダレナ湾でサメに前腕を噛まれたが、最悪の事態には至らずにすんだ。

亡くなったマリアさんは、グアダラハラ大学で海洋生物学を専攻。家族に関する情報などは、現時点では伝えられていない。