■判然としない殺害動機と犯行の模様

「CNN」によると検視官のロベルト・テスティと警察は、彼女がキャンプ用ナイフで刺されて失血死し、死亡後に首に2回、腹部を1回、銃撃された可能性があると発表した。

 同局によると、教会内のレネの遺体の近くでピンクのマシュマロやその他の食料品が入った袋が発見されたという。

 警察によると、彼女の血液は入念に床からこすり落とされ、犯行現場から取り除かれていたという。同じく「CNN」の報道によると、争った形跡はなかったということだ。

 伊メディア「イル・ガゼッティーノ」によると、2人はヨーロッパを旅行中とみられ、近くの町の住人にキャンプができる廃村の場所を尋ねたという。

 同紙によると、彼女が発見された廃墟の教会は観光名所の一部ではなく、住民にもほとんど知られていなかったという。

血を抜かれた状態の女性の遺体が古い教会で発見される
(画像=「Anomalien.com」の記事より,『TOCANA』より 引用)

 一方、この事件は「典型的な殺人事件」であると伊紙「イル・ジョルナーレ」は記者会見での当局者の発言を報じた。

 同紙によると、アオスタの検察官ルカ・チェッカンティ氏は「これは独占欲と被害者の意志の支配という動機によって動機付けられた典型的な殺人です」と述べた。

「リヨンで逮捕された人物は、計画的殺人およびその他の加重状況の疑いが深まっています」(チェッカンティ氏)

 同紙によると目撃者は2人が「吸血鬼」のような服装をしているのを目撃し、亡くなる前のレネは「やつれていて」、「死体」のようだったと述べているという。

 ソハイブの犯行であることが揺るがないものであるとすれば、その動機と犯行の様子がどのようなものであったのか。真相の解明が待たれる。

参考:「Anomalien.com」、「New York Post」ほか

文=仲田しんじ

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提供元・TOCANA

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