善意の寄付が集まったことから、欲しかった義足を手に入れることにした女性。「これでまた歩ける」と考え楽しみにしていたが、肝心の寄付金を盗まれてしまった。悲しい事件について、タイのメディア『Thaiger』などが伝えている。

■糖尿病で両脚を切断

タイのクアン・カヌンで暮らす女性(63)には、脚がない。糖尿病を患ったせいで2021年に片脚を、続いて2023年にもう一方の脚を切断するはめになったからだ。

それでも「自分で歩きたい」と願っていた女性のため、近所で暮らす親切な人たちが資金集めを開始。そのおかげで女性は必要だった1万3,000バーツ(約5万3,080円)を手にし、12月26日に念願の義足をつける予定だった。