CEOはイスラエル国防軍サイバー防衛の8200部隊出身
Clarityは、AIおよびサイバーセキュリティの専門家3人によって2022年に設立された。CEOを務めるMichael Matias氏はイスラエル軍諜報部の8200部隊出身。イスラエルのセキュリティスタートアップとしては典型的なパターンだ。
同氏はスタンフォード大学でAIおよびサイバーセキュリティを修め、生成AIによるディープフェイクに関する論文がClarity起業につながったという。
今年2月には、シードラウンドで1,600万ドルの資金を調達。この時の同社プレスリリースによると、2026年までにオンラインコンテンツの90%がAIで生成される見込みだという。ディープフェイクの脅威もその分増加するわけだ。 「個人および企業・組織をディープフェイクの脅威から守る」というミッションを掲げる同社には、不正な世論操作、フェイク動画の拡散、特殊詐欺などの防止・撲滅が期待される。現在、チーム拡大のためにR&Dおよび技術部門で人材を募集中だ。 (文・澤田 真一)