SMBCグループからの大きな期待か

冒頭に書いたとおり、今年6月、PT Pakar Digital Globalが資金調達に成功している。

今回のラウンドはSquare Peg Capitalが主導したもので、SMBC Asia Rising Fundと既存の投資家であるArgor Capitalがこれに参加している。残念ながら調達額は非公開ではあるが、プレスリリースには三井住友銀行 アジア・大洋州戦略統括部 アジアイノベーションセンター室長の松永圭司氏のコメントが掲載されている。

「請求書発行の過程におけるデジタル化、決済オプションの柔軟性の向上に伴った中小企業と大企業間の取引をスムーズにすることを重要視し、なおかつデジタルサプライチェーンの成長を志すPaper.id との連携を通じて、アジア太平洋地域におけるデジタルビジネスの成長に貢献できることを嬉しく思います」

Paper.idには金融事業の巨人から並々ならぬ期待がかけられているともいえそうだ。

(文・澤田 真一)