民主主義の破壊行為

小池百合子候補の演説妨害「演説が止まりました!キャピキャピッ」

令和6年7月5日、東京都知事選挙に出馬している小池百合子候補が新宿バスタ前で街頭演説をしている際に「やめろ」コールが行われて演説が止まったことを嬉々として報じる動画がX(旧Twitter)上にあがっています。

このような行為は、選挙の自由を侵害していると同時に聴衆の演説を聞く自由を侵害しているでしょう。

ただ、選挙の自由妨害罪(公選法225条)とまで言えるのか?

逮捕されたつばさの党の衆議院議員補欠選挙での選挙妨害行為

直近の選挙妨害罪での検挙事案と言えば、今年4月に行われた東京15区での衆議院議員補欠選挙におけるつばさの党の候補者等による行為でしょう。

逮捕容疑は複数に渡りますが、報道に現われているもの12*3として例えば

補選告示日の4月16日午前11時から約50分間、東京都江東区のJR亀戸駅前で、街頭演説中の乙武洋匡氏の選挙カーに自分たちの車を横付けし、拡声器を使い大音量で怒鳴るなどして聴衆が演説を聞き取れないようにし、選挙の自由を妨害した 東京都江東区内で、立憲民主党の酒井菜摘氏(37)陣営の選挙カーを約20分間、約3キロにわたって追いかけて交通の便を妨げ、選挙の自由を妨害した 同補選期間中の4月19日午前9時半ごろ、東京都江東区参政党の吉川里奈氏(37)陣営の選挙カーを約10分間、約3キロ追尾。午前9時40分ごろには、立憲民主党の酒井菜摘氏(37)陣営の選挙カーを約10分間、約4キロ追いかけて選挙活動を妨害した

これらの行為は逮捕されるまでに至っている、ということです。