影が薄い立憲代表選

自民党総裁選と時を同じくして立憲民主党の総裁選が行われる予定です。これはたまたまの話。ただ、自民党総裁選=首相ということもあり、注目度は圧倒していること、また立民の代表選に今のところまだ誰も手を上げていないことから泉代表の横滑りか、ともされており、「さほど遠くない時期に衆議院選への期待感を持つ立憲」としては話題作りが欲しいところとされます。

最近目立つのは野田元首相が張り切っていること、もう一つは枝野氏が数か月前だったと思いますが、代表選に意欲を燃やしているということがインタビュー記事に出ていたことがあります。まさか現在同党の最高顧問である野田氏が再度手を上げるとは思えませんが、党幹部の閣外にある枝野氏はあり得るかもしれません。あとは代表代行の西村智奈美氏あたりもあり得ると思います。泉代表を推す声も多いようで最近の補選における立民3タテ勝利で「イズミ、いいじゃないか!」の声があるとは理解しています。

蓮舫氏と泉代表 立憲民主党HPより

個人的には泉代表はパンチがないと思います。もっとぐいぐい押してリーダーシップをとるほうが良いでしょう。立憲民主党のイメージは「何かにつけ文句を言う党」であって自分から何かこうしたい、ああしたいということを現実的な視点から押し込む能力は欠如していると思っています。その力をつけないと将来政権交代があったとしてもまた前回と同じようなドタバタ劇をすることになります。個人的には蓮舫氏をどうするつもりだったのか気になります。明日判明しますが、負けることを前提に当て馬にしたような気もします。これで党役員人事からは外せます。蓮舫氏は「何かにつけ文句を言う党」の代表的存在でしたので「これで僕たちも文句を言えるぞ!」とのびのびと和んだ空気が党内に蔓延しているのではないでしょうか?

後記 夏になるとボートの事故も多くなります。数日前、クライアントが親戚や友人などを自分の船に20人も乗せて出港しようとしてオーナーが係留ロープが外れたことを確認している間に子供がいたずらで運転席でギアをバックに入れた瞬間、全速で後進、マリーナのコンクリートに激突です。けが人はいませんがオーナーには高い修理代が待っています。昨夜には5億円のクルーザーのオーナー氏が出航時の操縦が下手でバックした際に後部をドックにぶつけてしまい、マリーナのマネージャーはドック修理に大忙し。船の操縦はある意味、ラジコンのリモコンに近いものがあり、今では前後だけでなく左右も動きますが海の上なのでクルマのブレーキのようにキュッと止まらないので巨体の船を海の上で扱う難しさはボートオーナーですら慣れていません。そりゃそうです。半数以上のボートオーナーは年に数度しか出航しないのですから。

では今日はこのぐらいで。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2024年7月4日の記事より転載させていただきました。