食材自体の魅力を活かす、ってたくさんの料理人が言うけれど、それには食材選ぶ能力と仕入れられる能力、そして食材を知り尽くした上で活かす化学的知識の全てが必要で、有言実行は難しい。これを直感的にできる料理人は、例えば、ドミニク・ル=スタン、ブルノー・シリノ、フランク・チェルッティという、私的3大最愛南仏シェフ。
啓介くんも、それができる稀有な料理人。さらに彼は、化学的アプローチの研究知識が素晴らしく、話を聞くたび、いろんなことがすとんと胸に落ちるし、日頃の食生活を深く反省し”食い”改めよう、と思う(けど、パリにいるとなかなかできない・・)。
You Tubeで食育講座やってくれないかなぁ。彼の話、独り占めするには勿体なさすぎる深い内容で、食生活に対する意識が確実に変わる。
春万歳!啓介くん万歳!
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2024年4月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。