7800万ユーロの資金調達、社員100人増員予定

そんなPLD Spaceは、今年4月に7800万ユーロの資金調達を実施したことを発表。この資金で年内に従業員数を約200人から300人までに増やすほか、上述のフランス領ギアナでのロケット発射台建設も進める予定だ。

Image Credits:PLD Space

さかのぼって2024年2月には、PLD Spaceは欧州宇宙機関(ESA)の商用宇宙開発支援プログラム「Boost!」と契約を締結、130万ユーロの共同資金を交付されている。2023年10月のMiura 1の実証発射が実績として認められた証と言えるだろう。

PLD Spaceは、2026年には商業発射を開始する見込み。地球環境に配慮しながら高頻度の打ち上げを両立させる次世代型小型ロケットMiuraは、計画実現まであと数歩のところまで来ているようだ。

(文・澤田 真一)