黒坂岳央です。

色んな人と仕事をしてきて思うことは、「優秀な人は様々だが、その逆は共通のパターンがある」ということである。つまり、うまくいかない人はあらかじめ「うまくいかないパターン」が存在するため、事前にそこを回避すれば問題にならずに済むということである。

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1. 何でも自分でやろうとする

特徴1つ目はどんな仕事も自分でやろうとしてしまうということだ。これは本当によくある。

自分の親族に壊滅的にお金の管理ができない人物がいる。人となりは穏やかで優しく、非常に魅力的なのだがお金になるととことんだらしくない。誰にいくら貸しているか?毎月の収支は?ということをまったく把握できていない。調べてみると保険会社に勧められるままに、いくつもムダな保険に入らされていた。

人には向き・不向きがある。向いていないことまで無理に自分でやろうとしても一向に上達しない。上達しないから本人もストレスが貯まるし、本来集中するべき業務に割くべきリソースが枯渇するので成果になって現れない。

苦手なことは自分ではやらない方がいい。自分の場合、恥ずかしい話だが航空券や宿の予約はかなり苦手で、スケジュールが入り組むと往路と復路の目的地を逆に予約してしまったり、日付がズレたりとよくミスをする。だから苦手な事務処理はすべて妻に頼んでいる。その代わりに自分が得意なITやシステム周りの環境構築やフォローは自分が妻の代わりにするようにしている。