⑤ 他人の目を気にしすぎている

目立ちたくない、仲間外れにされたくない、批判されたくないということで、まわりと合わせすぎる人も少なくありません。しかし、それでは「ほかの人にとってはいいことでも、自分にとってはそこまで幸せでないこと」に時間を使ってしまうことになります。

自分の価値観で生きる

人の目を気にし過ぎると、自分らしく自由奔放に生きられなくなります。そういう人は、「嫌われてもいい」という気持ちも必要です。「不必要に人に合わせない」「自分と向き合う」「自分の価値観をつくる」ことが大切」なのです。人の顔色ばかりをうかがうことに意味はありません。

人に合わせない選択をすれば、自分自身に意識が向かいます。それを深めることで自分を理解し価値観が構築されていきます。価値観がはっきりすると、他人との価値観に境界線を引くことができ、他人の目が必要以上に気にならなくなります。

社会において大切なことは人間関係でバランスをとることです。上から目線で傲慢であれば、嫌われるか、ゴマをするような人しか周囲に集まらなくなります。媚を売っていれば、相手は自然と偉そうな物言いになるでしょう。

ジョン・レノンの名言として次のようなものがあります。

「人の言うことは気にするな。『こうすれば、ああ言われるだろう』こんなくだらない感情のために、どれだけの人がやりたいことも出来ずに、死んでいくのだろう。」

人生は楽しまなくてはいけません。「成功/失敗」「勝ち/負け」「得/損」などの二元論の考えると、視野狭窄に陥ります。

もっと広く深く、素敵で楽しく、自分本位に生きましょう。

尾藤 克之(コラムニスト・著述家)

2年振りに22冊目の本を出版しました。

「読書を自分の武器にする技術」(WAVE出版)