アート市場の民主化目指す女性が設立、女性CEO迎える

10101.artの設立者は、アート作品の所有と鑑賞・体験に革命を起こすというビジョンを抱いたIrina Garasymiv氏。ブロックチェーン技術とRWA(Real World Assets、実世界資産)のトークン化を通じて、アート作品のデジタルフラクショナル所有(部分所有)を実現。アートの所有が特定の富裕層だけでなく、一般の人々にも開かれて「民主化」されることを目指している。

Image Credits:10101.art

設立からほどなく、金融とWeb3の分野で10年以上の経験を持つAlina Krot氏もCEOとして参画。その後は国際経験豊富な弁護士、マーケター、開発者も迎え入れ、現在では20人超の専門家がチームを構成している。

アーティストとアート愛好家を繋ぎ、新しい創造性の場を提供する10101.artは、今後もデジタルアートシーンにさらなる大きな影響を与えていくだろう。

※NFT:Non-Fungible Tokenの略で「非代替性トークン」の意味。日本では2021年の流行語大賞にノミネート、同年には英国「コリンズ英語辞典」の流行語大賞word of the yearで大賞を受賞した注目のワード。日本貨幣商協同組合でも、2022年4月よりNFT技術を用いたデジタル鑑定書の発行が開始されている。

文・Mika Ito 英国在住。元総合商社勤務、現在は在宅フリーランスとしてWebライター・業務支援等に携わる。