■残された時間をどう生きるか…
副作用があまりにもひどく、生活の質が著しく損なわれるのを実感し、苦しんだダヴさん。治療をやめれば命は短くなるのだろうが、副作用から開放され、短くも充実した時間を過ごす選択肢も悪くはないと思うようになった。
そこで、何を優先してどう生きていくべきかについて、ダヴさんは真剣に考えた。
■「きっと後悔する」という思いも
ダヴさんは、治療を続けても結局は後悔し、やめたとしてもおそらくは後悔することになるのだろうと悩んだ。しかし生活の質を優先するために、治療をやめることにした。
妻のサラさん(40)、そして子供2人(17、16)と一緒に豊かな時間を過ごしたい。思い出をたくさん作り、死ぬ前にやっておきたいことを達成したい。そう考えるようになったからだ。