ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏がチームを解雇されたことを受け、21日に韓国で行われたサンディエゴ・パドレスとの開幕第2戦では、代理の通訳をウィル・アイアトン氏が務めた。X(旧・ツイッター)では、アイアトン氏の意外な経歴に改めて驚きの声があがっている。

■フィリピン代表でWBC出場

アイアトン氏は、ドジャース編成部で選手育成などを行うパフォーマンスオペレーション主任で、21日の試合では急遽ベンチ入り。大谷選手や山本由伸投手の通訳を務め、山本投手のマウンドに同行する場面もあった。

アイアトン氏は東京で生まれ育ち、カリフォルニア州の大学を卒業。自らも野球選手として、母親の母国であるフィリピン代表としてWBCに出場した経験もある。

一時はテキサス・レンジャーズとマイナー契約をしていたが、現役引退後はニューヨーク・ヤンキースの職員として、田中将大投手の通訳などを務める。2015年には、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに入社し、スポーツマネジメントを担当した。