四輪特定小型原付のデモ走行と試乗会

デモ走行では「リーンステア制御」の性能が披露されました。段差とカーブ時の走行では、運転者の体がほぼ傾くことがない安定性を確認。速度を出したスラローム走行時も、同様に安定感のある走りを見せてくれました。

実際に乗ってみて、まずシンプルな操作性には驚きました。ボタンひとつを押し込むだけでエンジンがかかり、座席も広く着席時の安定感もばっちり。免許を持っていない人でも問題なく運転できそうな感覚でした。

ただ、加速時の力強さもあるので、特にカーブでの操作は慣れないうちはやや難しく感じそうです。とはいえ、カーブでは説明の通り車体が制御され傾くことはなく、また内側に体が入ることも防げて不安定さはほとんど感じられません。日常生活の移動手段としての新たな可能性を十分に感じられる体験でした。

なお、glafitは7月に、65歳以上の人を中心に和歌山・東京・大阪での実証実験として、試乗を通じて機能性や操作性の評価や感想、利用シーン別でのニーズ・課題把握を行うそうです。

<参照>

glafit株式会社が高齢者の移動手段へのアプローチに新たな1歩、四輪型特定小型原動機付自転車を用いた実証実験を7月から開始