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子どもへの無性の愛、パートナーへの感謝、両親との絆…。家族写真は、目には見えない大切なものを思い出させてくれるツールです。また、子供のセルフイメージや自己肯定感を育むのも家族写真。かけがえのない家族と、愛おしい思い出を重ねたいものです。

「家族写真の魔法」(WAVE出版)森藤ヒサシ(著)

毎年写真を撮ると家族が幸せになる

森藤さんの写真館では20年以上にわたり、毎年お正月と、6月1日「写真の日」に、「家族写真を撮ろう」というイベントが開催されています。

「ありがたいことに、毎年お正月の三が日には200組の家族が、そして写真の日には30組が、撮影に来てくれています。そのほとんどが、毎年来てくれるリピーター家族です。そこで『なぜ毎年、家族写真を撮っているか?』とアンケートをしたところ、多くの方の答えは『毎年1枚ずつ家族写真が増えていくのが楽しみだから』という内容でした」(森藤さん)

「子どもが成長する過程を一年ごとに写真に残し、飾る。すると、家族には、こんな幸せがもたらされます。家族写真を見るたびに感じられる『今の幸せ』。また、その頃の幸せな感情が蘇ってくる『過去の幸せ』。さらに、子どもたちのこれからの成長に想いを馳せる 『未来の幸せ』。家族写真を毎年撮って飾るというのは、幸せ度をアップする上で効果的なのです」(同)