さらに、いまチャールズ国王はがん治療中だ。また、キャサリン妃もがん治療中だ。しかも、皇后陛下雅子さまも体調が良くない。さらに、英国は総選挙の真っ最中である。
そこで、なんとも、中身の薄い日程になった。二日目の23日は陛下はプライベートの行動で雅子さまはホテルでお休み。24日も同じで陛下はプライベートの行動で雅子さまはホテルでお休み。25日は両陛下おそろいで歓迎式典で昼食会と夕食会。26日は陛下のみシティ関係者などとの夕食会など。27日は国王夫妻に挨拶だけは両陛下だが、エリザベス女王の墓参は陛下のみ。28日はオックスフォードに私的に遊びに行かれるとのこと、そして29日に帰国である。
キャサリン妃は先日の国王誕生日の行事には久々に出席されたが、両陛下の歓迎行事はパスされると発表されている(サプライズで登場もあるかもしれないが)。
スナク首相とははじめは昼食会が予定されていたが、キャンセルしてきた。
習近平主席が訪英したときの空前の好遇と対照的な寂しい日程である。もし、病気の国王への見舞いなら、ほかのヨーロッパの国を訪問するついでに立ち寄る方がよかったのではないか。
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『英国王室と日本人:華麗なるロイヤルファミリーの物語』(小学館 八幡和郎・篠塚隆)