ビジネスやゲームなど、キーボードは日々の作業でよく使う機器の一つですが、掃除はこまめにしていますか? 毎日使うアイテムである以上、「掃除をする」という考えがなかった人や、掃除をする時間を見つけられない人、掃除する方法がわからないという人もいるかもしれません。
この記事ではいつも使っているキーボードをきれいにする方法を徹底解説。日ごろからできる掃除方法や溜まった汚れを一気に大掃除する方法、そもそも汚さない秘訣などをわかりやすく説明していきます。
キーボードの掃除は必要?
キーボードは日常的に使う機器で、かなり汚れやすいものです。仕事やゲーム、勉強など、さまざまな場面で頻繁に使われるため、ホコリや食べかす、皮脂などが溜まりやすいのです。これらの汚れが溜まって時間が経つと、気づかないうちに多くの細菌やバクテリアが繁殖してしまう可能性があります。これにより、衛生面での問題が生じるだけでなく、キーボードの操作性や寿命にも影響を与える可能性があります。
もし、キーボードのキーが詰まったり、反応が鈍くなったりしたときは、内部に溜まったゴミや汚れが原因かもしれません。場合によっては、肌荒れやアレルギーになってしまうことも。そのため、キーボードは定期的に掃除するようにしましょう。
キーボードを掃除する方法
ここからはキーボードを掃除する方法について、キーキャップを取り外せるものとそうでないものに分けて解説します。
キーキャップを取り外せるもの
キーボードにはいくつか種類がありますが、キーキャップを取り外せるのはメンブレン式、メカニカル式、静電容量無接点式の3種類になります。これらのキーボードはキーキャップも含めて掃除してしまいましょう。
■掃除に必要な道具
まずは下記の道具を用意します。
・エアダスター
・キーキャッププラー
・綿棒
・メラニンスポンジ(もしくは柔らかい布と中性洗剤)
■掃除の手順
- キーボードをPCから取り外す
- キーボードの配列がわかるように写真を撮る
- キーキャッププラーでキートップを取り外す
- エアダスターでキーボード本体のゴミを飛ばす
- 綿棒やメラニンスポンジでキーボード本体のゴミを落とす
- キーキャップのゴミをメラニンスポンジで落とす
- 本体とキーキャップを完全に乾かす
- 写真の通りにキーキャップを配置する
キーボードの掃除は意外と簡単で、基本的にキーキャップと本体の表面を掃除するだけで済みます。PCからキーボードを取り外したら、まずはキーキャップを取り外しますが、このとき、戻すときにわからなくなるので必ずキーの配置を写真で撮っておきましょう。
次に綿棒やメラニンスポンジを使って本体やキーキャップの汚れを落としますが、アルコールを含む掃除用具は使わないようにしましょう。アルコールはプラスチックと相性が悪く、痛める可能性があります。
キーキャップを本体に戻す際は、キーキャップが完全に乾いていることを確認してください。水分が残っていると故障の原因になります。最後は、写真のキー配置を参考にキーキャップを戻せば終了です。
キーキャップを取り外せないもの
ノートPCのキーボードやパンタグラフ式のキーボードはキーキャップが複雑な仕組みで取り付けてあるため、一度外してしまうと元に戻すのが難しいです。そのため、掃除はキーキャップを外さずにやりましょう。
■掃除に必要な道具
まずは下記の道具を用意します。
・エアダスター
・綿棒
・マイクロファイバークロス
・乾いた布
■掃除の手順
- キーボードをPCから取り外す(ノートPCの場合は電源を切った状態にする)
- エアダスターでキーボード表面のゴミを飛ばす
- 綿棒やマイクロファイバークロスを使って隙間の汚れを落とす
- 乾いた布で付着した水分をふき取るv
キーキャップを取り外せないキーボードの掃除方法は、大まかには取り外せるものと共通しています。アルコールを使わないことや水分を残さないことなど、同様に気を付けましょう。また、エアダスターはキーボード表面の掃除だけにとどめておきましょう。隙間に吹きかけてしまうと、ゴミがより奥までいってしまう可能性があります。