「ストライサンド効果」を発揮?

バーブラの投稿に対し、ある保守派のインフルエンサーは、ファンドレイジングイベントで、オバマ元大統領がバイデン氏の手を引き、ステージから退場する動画を投稿。保守系のアクティビスト、クリストファー・ルフォ氏も「これについて知らなかったが、あなたが教えてくれたので調べてみた。あなたのツイートは実に効果がある」と皮肉った。

ほかには「これは”偽情報”ではなく、”否認”だ」といった指摘や、ウィキペディアの「ストライサンド効果」のページをシェアするユーザーも。

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ストライサンド効果」とは、情報の隠蔽や検閲を試みた結果、逆に世間に拡散されてしまう現象を指す。

バーブラは2003年、カリフォルニア州マリブにある邸宅を撮影した航空写真がプライバシーの侵害にあたるとして、カメラマンらを相手取り、5,000万ドルの損害賠償を求めて提訴した。

自宅が映った写真は、カリフォルニア州の海岸浸食を記録するためのプロジェクトの一環で、海岸線の写真12,000枚がウェブサイトで公的に入手可能となっていた。訴訟は棄却され、ストライサンドは相手側の弁護士費用の支払いを命じられた。

訴訟沙汰となる前、写真はわずか6枚しかダウンロードされていなかったが、訴訟直後は40万人以上がサイトにアクセスしたという。撮影された写真は、現在もウィキペディアに掲載されている。