さらにキムに矛先を移すと、「キムにはがっかりだ」と不満を口にした。「彼女とはうまくやっていたし、当時の夫(カニエ・ウエスト)ともよくやっていた」と述べつつ、「私は、彼女が他の誰ともできない刑務所改革をたくさんやったが、その後、ハリウッドに受け入れられようと、彼女は私をエンドースしなかった」と漏らしたという。

キムは2018年5月にホワイトハウスを訪れ、トランプ氏と刑事司法改革や恩赦について協議した。キムの訪問を「すばらしい会合だった」としたトランプ氏は翌月、麻薬に関する罪で終身刑を受けていた女性に恩赦を与えた。大物リアリティスターとの会合は、トランプ政権にとって良い宣伝になると考えた娘婿のジャレッド・クシュナー氏が仲介したとされる。キムは2020年にも、釈放された女性3人とともにホワイトハウスを訪れた。

トランプ氏がおそらく根に持っているのは、2020年の大統領選をめぐるツイート。カーダシアン氏はどちらに投票したかを公表していないが、バイデン氏の当選が確定した後、ツイッターにバイデン・ハリスコンビの写真に3つの青いハートをつけて投稿していた。

なお、キムはトランプ氏がホワイトハウスを去った数ヶ月後にも、前大統領から恩赦の嘆願に関する支持を得ようと、再びマール・ア・ラーゴのトランプチームに接触したとされる。

ABCニュースの記者ジョナサン・カール氏によると、本人からすぐに折り返しの電話があったが、この時トランプ氏は「絶対無理」とはねつけた挙句、バイデン大統領に投票したとして、いまさら頼み事に来たのかと非難。二言三言告げた後、電話を切ってしまっという。