トランプ前大統領は、リアリティ番組のスター、キム・カーダシアンに裏切られたと感じているのだという。18日に発売される『アプレンティス・イン・ワンダーランド』の著者ラミン・セトゥーデ氏がワシントンポスト紙の記事で明かした。

セトゥーデ氏は、トランプ氏がホワイトハウスを去った後の2021年5月から、トランプタワーでインタビューを重ねた。トランプ氏の名を一躍全国に知らしめたNBCの人気リアリティ番組『アプレンティス』について執筆していることを知ったトランプ氏は、自ら事務所を通じてインタビューの機会を提供したという。

当時の映像を振り返りながら、「引退した高校のフットボールのコーチが、昼間のレストランでくつろぎながら、お気に入りのプレーの時計を巻き戻すような口調」で話すトランプ氏だったが、ある日、キム・カーダシアンの映像を流すと、苛立ちを募らせたという。

セトゥーデ氏によると、2010年に香水のプロモーションのためにカメオ出演したキムが、妹のクロエ(この前年にアプレンティスに出演し、トランプ氏からFired!を言い渡された)に言及する様子を見たトランプ氏は、「私はクロエとうまくやっていけたことはない」と述べると、容姿や性格について批判を展開。2007年にクロエが飲酒運転で逮捕されたことに触れ、「飲酒運転で逮捕された。知ってた?」と満足げな表情を浮かべて「これはひどいことだ。多くの人が飲酒運転で死亡している」と続けた。クロエを脱落させた理由は、飲酒運転が理由だとも説明したという。