小島氏は「文藝春秋」5月号で、カイロ大学の卒業証明を得るなどの「学歴詐称工作」に関与したことを告白していました。

小池都知事が今回の都知事選で選挙公報に「カイロ大卒」と記すのかに注目が集まっていましたが、小島敏郎氏は、その前に刑事告発に踏み切りました。

参照:小島敏郎氏が小池知事の学歴疑惑で会見:公報に『カイロ大卒』と書けば刑事告発も? アゴラ

小池都知事がカイロ大学卒業という虚偽の経歴を長年広めていたため、選挙公報にその経歴が記されていなくても法律違反であると判断し、告発に踏み切ったと説明しています。

ただし刑事告発はとりあえず受理されます。

この問題により、小池都知事とエジプト政府の関係には疑惑の目が向けられています。

小島氏(当時は都民ファーストの会事務総長)によると、小池都知事がカイロ大学卒業が虚偽であると指摘された際に、カイロ大学の声明が出されましたが、これはブレーンを務めていたジャーナリストのA氏によって書かれたものだということです。ジャーナリストA氏の登場にも注目が集まります。

しかし『卒業証書』はたしかにあります。このため刑事告発は無理筋なのではといわれていましたが、小島氏はそれでも告発に踏み切りました。

都知事選の他の候補者に難があり、小池待望論が高まるなか、小島氏の刑事告発が都知事選にどのような波紋を投げかけるのでしょうか。