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状況判断の適切さは「視点の移動」でわかる

状況判断の適切さは「視点の移動」でわかる

これ知ってれば教習所でドヤ顔できる?インストラクターが「こいつできるな…」と思う教習生の意外な共通点
(画像=©maroke/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)

上のお話ではドライバーの「精神面」に焦点が当てられていましたが、これに通じるポイントとして、「運転中にどこを見ているか」によって運転の上手さがわかるという指導員もいました。

「左折時の巻き込み確認が代表的ですけど、死角を確認するタイミングが適切な人は、ちゃんと状況をふまえて運転できているなと思います。教習生を見ていると、巻き込み確認は『とりあえず決まりだからやっておこう』といった感じで、形式的に済ませている人も多いんですよね。

でも、ちゃんと左折前の寄せる前に一回、曲がる前に一回、流れのなかで『ちゃんと死角を確認するために見ている』というのがわかる教習生もいて、そういう運転には安心感がありますね。

あくまで個人的な感覚ですけど、そういったところがスムーズな教習生は、状況判断も適切な傾向にあるように思います」(都内教習所指導員、指導歴16年)

同じ「左後方を目視する」という動きでも、指導員の目から見れば「形だけやっている」のか「死角を確認するためにやっている」のかは明らかだといいます。

またこれに近い内容として、「ブレーキのタイミングや踏み方」を挙げる指導員もいました。状況が見通せているドライバーであれば、距離に応じて自然に減速することができますが、しっかりと状況を読めていないドライバーはブレーキが急になったり、タイミングが不規則になったりしやすいとのことです。

それ以外の意見においても、今回のインタビューにおいては「運転操作そのもの」よりも、「状況判断の適切さ」を評価する声が多い傾向にありました。周囲の状況をしっかりと把握しながら、安全かつスムーズに目的地へとたどり着けることが、「上手い運転」においてもっとも重要なポイントなのかもしれませんね。

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

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