季節はもう初夏。そろそろアナゴが本格化する季節なのだが、どういう訳か四日市方面の釣果が上向かない。そこで5月中旬、名古屋港の状況もチェックしてみようと名港西部に出かけた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

チョイ投げと足元狙いの二刀流で夜アナゴ釣り【名古屋港】1時間で4匹キャッチ

名古屋港で夜アナゴ釣り

到着は午後7時半。今回は様子見なのでサオ数は最小限にとどめ、チョイ投げ1本と足元1本で狙っていく。仕掛けはどちらも自作の両テンビン。この時期は魚のサイズが大きいので、ハリスは5cmに設定した。

チョイ投げと足元狙いの二刀流で夜アナゴ釣り【名古屋港】1時間で4匹キャッチ当日のタックル(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

足元とチョイ投げの2本で狙う

サバの切り身を縫い刺しにして投入し、時折誘いを掛けながらアタリを待つ。しばらくすると先住民のニャンコがやってきたのでルアーロッドをセット。カサゴも並行して狙っていく。

チョイ投げと足元狙いの二刀流で夜アナゴ釣り【名古屋港】1時間で4匹キャッチカサゴはニャンコに献上(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

無事にカサゴを献上してニャンコが静かになったところで足元狙いのサオにアタリ。しばらく様子を見るが食い込まず、仕掛けを回収すると一方のエサが取られていた。

再投入すると次はチョイ投げのサオだ。緩めてあったドラグから激しくラインが引き出される。少し送り込んでアワせると確かな重量感。慎重に巻き上げると40cm級のアナゴが姿を見せた。

チョイ投げと足元狙いの二刀流で夜アナゴ釣り【名古屋港】1時間で4匹キャッチ40cm級のアナゴが姿を見せた(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

早速バケツに泳がせて再投入。カサゴを完食したニャンコのためにルアーロッドに持ち替えて探っていると、置きザオのドラグ音が再び響く。今度はややサイズダウンの35cm級だが、これも十分に食べごろサイズだ。

開始1時間でアナゴ4匹

足元狙いのサオにも時折控えめなアタリは出るが、こちらは食い込まない。エサがサバの切り身ということもあるだろうが、この時期のアナゴなら普通に食い切れるはず。魚が小さいのか、それとも外道なのか。アタリが途絶えてから回収すると見事に取られているが、正体が分からない。

そんな足元狙いとは裏腹にチョイ投げのサオには派手なアタリが出る。たかがアナゴと侮ることなかれ。サオを持っていかれるケースは意外にも多いので、置きザオにする場合はドラグを緩めておくことが大切だ。こうしておけばドラグ音がアタリを知らせてくれるというメリットもある。

そんなこんなで開始から1時間。バケツの中のアナゴは4匹に増えた。まずまずのペースだ。

チョイ投げと足元狙いの二刀流で夜アナゴ釣り【名古屋港】1時間で4匹キャッチバケツの中のアナゴは4匹に(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

これから潮が上げてくるので期待十分。2ケタはイケるかなと思ったが、そんなに甘くはなかった。

午後8時半を境にアタリがパタッと途絶えてしまったのだ。アタリは相変わらずあるが、釣れるのはカサゴばかり。根掛かりのない場所でもカサゴしかヒットしないとなれば、もうアナゴの時合いは終了なのだろう。

ニャンコは大喜びだが、さすがに早すぎじゃないか。時合いの再来を信じて午後9時半まで粘ってみたが本命からの反応は皆無。