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5月や6月の外気温30度以下の日でも1時間で車内は危険な暑さに
5月や6月の外気温30度以下の日でも1時間で車内は危険な暑さに
「車内置き去り事故」は、直射日光などにより温度が上昇した車内から脱出できずに熱中症となり、生命の危険にさらされてしまう事故です。そのため、30度を超える暑い日には車内の温度が極めて高くなってしまい危険であることを意識する人は多いでしょう。
しかし、本格的な暑さを迎える前、25度前後の過ごしやすい比較的過ごしやすい時期は、窓を開けていれば大丈夫だろうと考えてしまう人が少なくありません。実際には、3月を過ぎた春先あたりからでも車内置き去り事故による死亡事例はあり、真夏ではないからと言って油断をしてしまうのは極めて危険です。
JAFが行った実験では、外気温23.3度から24.4度の過ごしやすい気温でも、数分程度で車内温度は大きく上昇し、1時間後にはSUVで43.5度、軽ワゴンで37.5度に達し、ほとんどの場合で熱中症が起こる可能性が高いとされる危険な状況になることがわかりました。
「ほんの短い時間だから」「過ごしやすい気候だから」という油断が、取り返しのつかない事態を招くことにつながります。