「なぜか職場で誤解されてしまう」「ほんとうはいい人なのに、そう見られない」。そんなあなたが、正当に評価されるために身につけるべき、行動の原則があるのをご存じだろうか?
挨拶は聞こえているか行動を変えなければ、周囲の評価は変わらない。人は人を「見た目」で判断する。つまり、見た目を修正しないと損をすることになる。では具体例を紹介しよう。
上司が出社した。会社では、すでに出社している部下たちが、上司のもとに駆け寄ってくる。次に、一斉に「おはようございます」の声が響きわたる。特別な用事か、電話中でもない限りあなたも同じ行動をとるはずだ。
このとき、あなたの声が上司に届いているか考えてもらいたい。他の同僚の声にかき消されていないだろうか。あなたの声が上司の耳に届き、あなたの挨拶の姿勢が上司の目に入っているだろうか。相手に届いていなければ、それはしてないのと同じなのである。
このような、挨拶の積み重ねが評価につながる。
・中川は、いつも明るく気持ちがいいな~ ・吉田は、挨拶もできないのか。けしからんヤツだ!! ・田中は、抜けているが挨拶はちゃんとするねえー
こんな具合である。挨拶が聞こえないと「挨拶ひとつできない奴」と判断されるだろう。最後には、「上司に対して反抗的で生意気やヤツだ」とまで思うようになる。上司が部下をどのように捉えて評価するかは勝手なのである。あなたは知らないうちに反動分子にされてしまうだろう。