中高年こそ本気で遊ぼう
歳を重ねると本気で遊ばなくなる。同じ年代の保護者と会話をすると、旧友と集まって飲むか、BBQをするといっていた。悪く言うつもりはないが、何度も同じ娯楽も繰り返していると飽きてしまうのではないだろうか。
筆者はしっかり予算を確保して本気で遊ぶ。夏休み、冬休みは子供を連れて長期の二人旅に出る。子供がまだホテルのベッドで寝ている間に、その日のアクティビティを必死に企画して1日中クタクタになるまで動き回って遊ぶ。たとえ長期休暇でなくても、月に1回は近場でもいいからとにかく遠出する。地方でも山奥の素敵なオーベルジュでフルコースを堪能した後、ハンモックに揺られながら満天の星空を眺める、といった遊びは探せば出てくる。しかもこうした遊びに莫大はコストは掛からない。
こうした遊びは確かに体力を使うが、「だからこそ」である。今億劫になって手軽に済ませる気晴らしばかりしていたら、年を取ったらいよいよ何もできなくなる。体力が残っている内に生産性なんか考えずに体力が尽きるまで本気で遊ぶのだ。あらかじめ「これは必ず使う」という予算があるからこそ、面白い企画を考えて実行できるだろう。
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あちこちで言い古されていることだが、お金は価値交換券に過ぎない。生きている内に感情をビビッドに刺激する体験、思い出に残る使い方をしなければ文字通り宝の持ち腐れとなる。油断すると年だけ取って思い出が何も無い状態になる。意識してドンドン使っていくためにも、「支出」もあらかじめ確保しておくべきだと思うのだ。
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