在宅勤務や飲食店の時短営業など、2020年はずいぶんと我慢を強いられた。筆者は、“おうち”が大好きなのだが、だからといって「ずっと家にいる」のはさすがに退屈だった。自粛生活がまだまだ続くことが予想され、しかも朝食を作って昼食がきて、最後に夕食、と食事の調理でさえ面倒くさくも感じるのではないだろうか。そこで、家電量販店勤務を経験していた筆者が、この冬だからこそ活躍する手軽で便利なキッチン家電を三つ、紹介したい。

おうちで本格的な味が楽しめる!コーヒーメーカー

(写真=BCN+Rより引用)

 まず、最初に紹介したいのは「コーヒーメーカー」。コーヒーは、目覚めの一杯、仕事を頑張りたいときの一杯、息抜きの一杯と、生活に寄り添っているだけに大事にしたいという人は多いはず。しかし、「コーヒーは人の手でドリップした方がおいしい」と思っているのではないだろうか。バリスタに淹れてもらうのであれば、もしかしたらそうかもしれない。

 今やインスタントコーヒーや1杯分のドリッパーで手軽に楽しめるコーヒーだが、実はおいしく淹れるのが難しい飲みものである。粉の分量がちょっとでも違うと薄すぎたり、粉の蒸らしが甘いコクが出なかったりしてしまう。また、一杯のためだけにいちいちお湯を沸かすのも面倒くさい。

 では、それを全て自動で行ってくれるとしたらどうだろう。コーヒーメーカーは、電源を入れて粉と水を入れて数分待っているだけ。お湯を沸かしてコーヒー粉の計量、難しいといわれている蒸らす工程も全て自動で絶妙な加減で淹れられてくれる。そんなコーヒーに、舌鼓を打つこと間違いない。

 そして、もう一つ伝えてたいことがある。実は、コーヒーメーカーはコーヒーの作り置きもできるのだ。コーヒーメーカーの先端に取り付けられているコーヒーサーバーに2~3杯作っておけば、数時間はもつ。タイプは、魔法瓶とガラスの二つ。魔法瓶は、そのままテーブルに持っていくことができる。ガラスは、デザインが良いが熱が逃げやすいため、テーブルに持っていくことはできないが、サーバーの下に敷かれたヒーターが温かさを保ってくれる。

 自宅に引きこもって息苦しいと感じることが多い中、コーヒーぐらいはおいしく楽しみたい。コーヒーメーカーを使って、ぜひ本格的な味を楽しんでほしい。

おうちでのブレイクタイムを彩るホットサンドメーカー

(写真=BCN+Rより引用)

 次に紹介するのは、「ホットサンドメーカー」だ。ホットサンドメーカーとはその名の通り、ホットサンドを作るための調理器具。キャンプが趣味という人は、なじみがあるといえる。アウトドアで使うイメージのホットサンドメーカーだが、電源一つで簡単に使えるものがあるのをご存知だろうか。

 キャンプに持っていくホットサンドメーカーは、直火式と呼ばれる火が必要なタイプであるのに対し、紹介するのは電気式と呼ばれるタイプのもの。コンセントにつないで食材を挟んだら、あとは焼き上がりを待つだけだ。

 焼き上がりを教えてくれるタイプのものや、タイマー機能がついているタイプなど、スイッチ操作一つで作れてしまう。両面を焼くためにひっくり返す手間もないし、火傷の心配も少ない。直接火にかけないから、見た目のデザインもおしゃれだ。

 焼き印もメーカーによっておしゃれなものが多い上、ワッフルや焼きおにぎりが作れる交換プレートがついてくるタイプもあるから、マンネリ化した朝食やおやつなどにちょうどいい。コーヒーメーカーと合わせて、素敵な「ブレイクタイム」を過ごすのはいかがだろうか。