全国に知れ渡る富山発のブランドラーメン
ラストにいただいのは、北陸のラーメン文化が産んだ最高傑作にして、ブランディングも完璧なこちら「富山ブラック」。あえて黒い器と黒い背景を使用し、スープの色を溶け込ませたパッケージもインパクト抜群だ。
乾麺はよく見かける中細ちぢれ麺だが、当然スープの色が圧倒的な個性を放つ。インスタントだからそこまで期待をしていなかったが、大間違い。分かっているのに笑っちゃうくらい真っ黒で、まさしく名は体を表す一杯だ。
まずはスープからいただいてみると、胡椒の刺激が鼻を突き抜けた後、芳ばしい醤油の味わいが口いっぱいに広がっていく。見た目よりしょっぱくないことに、いつもながら驚かされる憎い奴だ。味わいは、鶏ガラと豚骨の動物系がメインに、若干の魚介系も感じる。
次は麺をズゾゾゾっといただくと、うん、これは普通のインスタントの麺ですな。だけど、麺にからむ黒いスープが普通ではない驚きを与える。なぜこんなに黒いのか、なぜこんなに黒いのにそんなにしょっぱくないのか、そしてなぜこんなに美味いのか。考えているうちに食べ終わり、また食べたくなるという、不思議な魔力に満ちたまさに黒魔術的な一杯。
総評
ご当地感★★★★★
汁の個性★★★☆☆
麺の個性★★★★★
お土産度★★★★★
合計18ポイント
富山といえばこれ、と認知されるほどブランディングの上手さもあってご当地感と土産力は最高ポイントを獲得。もちろん真っ黒なスープは、他ではいただけない個性派なのでこちらも最高得点だ。麺は特に目立っていないが、スープと喧嘩しないのが魅力。個性としては低いポイントとなってしまったが、トゥーマッチにならない技ありのバランス感だ。
ご当地ラーメンの価値は各エリアの発信力と大きく関係
さて、なかなかの高ポイントが連続する結果となった富山編。ご当地ラーメンとしての価値は、各エリアの発信力と大きく関係していることを再認識させられた。次回は中部地方最強エリアである愛知県の登場。お楽しみに。(エフェクト・山葉のぶゆき)
提供元・BCN+R
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