牛丼チェーン「松屋」が、5月21日(水)からアルゼンチン発祥のソースを使った「チミチュリソースハンバーグ定食」を発売しています。各国の郷土料理をメニュー化した世界の味シリーズの新作で、毎回意外性にあふれたそのラインナップに、「今度はどこの国の料理なのか」と注目している人も多いのではないでしょうか。

インタビュー後編では、松屋フーズの企画担当者・熊谷雄樹さんに、新商品のヒントとなるポイントや味のこだわりなどについてお聞きしました。

前編「ジョージア大使が絶賛した「シュクメルリ定食」、アルゼンチンの「チミチュリソースハンバーグ定食」……松屋「世界の味シリーズ」のこだわりと発売経緯を企画担当者に聞いた【インタビュー前編】」

「世界の味」以外で人気のメニューは?

―――新商品のアイデアはどこからヒントを得ているのでしょうか。

いろんなパターンがありますが、たとえば去年だと「松屋復刻メニュー総選挙」のように、過去のメニューでまた食べたいものについてお客様にアンケートを取ったり、X(旧Twitter)のコメントを参考にしたりしています。

―――世界の味シリーズ以外で根強い人気があるメニューはありますか。

去年だと「チキン南蛮定食」で、復刻メニュー総選挙で2位になりました。今年も商品化できれば良いなと考えていて、実際に再販しました。あとは、5月頭に発売した「元祖旨辛焼き牛めし」も、2018年に実施した第1回目の松屋復刻メニュー総選挙でグランプリに輝いた非常に人気のある商品ですし、定期的に新商品として出している「ごろごろ煮込みチキンカレー」など、カレー系も人気がありますね。

―――Xでのお客様からのコメント(新商品や世界の味シリーズに対する)を見て、社内では見落としていたような、新たに発見したポイントはありましたか?

世界の味シリーズのメニューでも「お味噌汁が意外にも合う!」というコメントを多くいただき、(世界の味シリーズのメニューでも)お味噌汁とセットで召し上がることが受け入れていただけるんだ、という嬉しくも新たな発見がありました。

―――若手ビジネスパーソンに向けて、おすすめのアレンジやメニューの組み合わせはありますか?

そのままおいしくお召し上がりいただけるような仕上がりにしているので、公式でおすすめのアレンジというのは特段にないのですが、具沢山でアツアツの人気メニュー・豚汁をセットにできる「豚汁セット」は、しっかり食べたい20代の方にはおすすめしています。