豪華なロビーは見学自由

平日の8:00~18:00までは、一般の人々のロビーへの出入りは自由となっています。このアール・デコ調の歴史を感じるロビーが、有名な観光地になっています。豪華なロビーでの見学や写真撮影は自由ですが、ビルの他の部分に立ち入ることはできず、ビル内を見学するツアーもありません。

ガイドブックにも載っているような場所ですが、地味なためか結構空いています。どれだけ長くいても構いませんが、ロビーの真ん中で立ち止まったりしていると、端に立つように注意されます。

ニューヨークの観光名所「クライスラー・ビルディング」はどんなビル? 何が見学できる?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

少し薄暗いロビーの豪華な壁には、非常に高価なアフリカ産の赤御影石が使われています。

まっすぐ行くと正面には、少し違和感を覚えるデジタル時計が見えます。

ニューヨークの観光名所「クライスラー・ビルディング」はどんなビル? 何が見学できる?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

上を見上げると美しい天井画が見られます。デコ調の三角形、鋭角、わずかにカーブしたライン、クロームのディテール、多数のパターンで埋め尽くされています。

ニューヨークの観光名所「クライスラー・ビルディング」はどんなビル? 何が見学できる?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

これは、大工や左官、石工、測量技師など、このビルの建設の仕事に携わった人々に捧げる天井画。

ニューヨークの観光名所「クライスラー・ビルディング」はどんなビル? 何が見学できる?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

観光客はここから中には入れませんが、特徴的なデザインのエレベーターのドアは必見です。

ニューヨークの観光名所「クライスラー・ビルディング」はどんなビル? 何が見学できる?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

クライスラー・ビルディングの展望台計画

1930年の開業当時、クライスラー・ビルディングの71階には「セレスティアル」という展望台がありました。セレスティアルは1945年に一般公開を終了して、そこには現在は民間企業のオフィスが入っています。1970年代後半までは、66階から68階にプライベートクラブ「ザ・クラウド・クラブ」もありました。

実は、クライスラー・ビルディングに新しい展望台を作るという計画が数年前から持ち上がっています。2020年にビルの改修計画の一環として、展望台の建設が検討され始めました。ランドマーク保存委員会も、61階の北と南のテラスにガラス張りの展望台を建設する計画を満場一致で承認しました。61階の角にある、有名な有名なアール・デコ調の鷲の彫像からわずか数メートル上に市街を一望できる展望台ができるということなのですが、その建設がいったいいつになることやら、具体的な内容はまだ発表されていません。

Chrysler Building

  • 405 Lexington Ave, New York, NY 10174
  • ロビーへのアクセス:8:00~18:00
ニューヨークの観光名所「クライスラー・ビルディング」はどんなビル? 何が見学できる?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

文・写真・ナツコ・H/提供元・たびこふれ

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