6月から楽天モバイルがプラチナバンドの利用開始を目指すなど、ここ最近、再び格安SIMへの注目が高まっていますが、その使い勝手や満足度はどうでしょうか。実際に乗り換えた人への調査結果を見ていきましょう。
実際に乗り換えた人の96％が「格安SIM」に満足している
セレクトラ・ジャパン株式会社は、無作為に選択した男女1000人の中から、「2年以内に大手キャリアから格安SIMに乗り換えた」と答えた男女100名を対象に「大手キャリアから格安SIMへの乗り換え調査」を実施し、格安SIMに乗り換えた満足度や、実際に乗り換えた感想、人気の乗り換え先などについて結果をまとめています。詳細を見ていきましょう。
最初に、「実際に乗り換えて、格安SIMに満足していますか？」と質問しています。結果は、「満足」が53％、「やや満足」が43％で、全体の96％が格安SIMに乗り換えて満足していることがわかりました。
その理由として、「毎月の料金が安く使い勝手も問題なし」「安くなったし、通信に不安ない」「料金が半分以下になった」などの声が寄せられています。一方で、「支払額が安くなったが電波がちょっと不安」「料金が安くなったが通信速度が遅いと感じた」「思ったほど安くならなかったのとアフターサービスがひどい」といった不満の声も一部見られました。
料金は安くなるものの、通信やアフターサービスなど、大手と比較すると不満を感じる部分もあるといったところでしょうか。何を求めて乗り換えるのかによっても満足度は変わってきそうですね。
半数以上の64％が乗り換えの際に「不安はなかった」と回答
乗り換えを検討する際にレビューなどをチェックしていると、格安SIMのデメリットについて目にすることもあるかもしれません。そこで、「乗り換える前、格安SIM に不安はありましたか？」と質問したところ、64％の人が「不安はなかった」と回答しました。
この結果から、格安SIMは誕生から約10年の時を経て、一般に抱かれがちな“安かろう悪かろう”のイメージを払拭し、広く支持されるサービスへと成長を続けていることが伺えます。
