効果を長持ちさせるキモは密閉!錆ニックを使うコツを解説
錆ニックに含まれる防錆成分は徐々に気化していき、やがて効果が低下していくので、できるだけ密閉して使用するのが防錆効果を長持ちさせるコツだ。
細かなボルトやパーツ類の錆をまとめて防ぎたい!
細かなボルトや部品は密閉容器に錆ニックと同梱すれば、長期に渡る防錆効果を見込むことができる。この時、容器内の部品を実際に包めるくらいのサイズを同梱するのが使用量の目安となる。
錆びやすい燃料タンク内部を錆ニックで防錆
燃料タンクは外側はペイントされていて錆に強いが、内側が非常に錆びやすい。錆びればガソリンに錆の粉が混入するので非常に厄介だ。
保管する際はタンク内部に防錆油を塗布するのも有効だが、油が砂やホコリを吸着するので、使う前に洗浄が必要になってしまう。そんな燃料タンクの保管にも錆ニックが有効である。
筒状に丸めた錆ニックを給油口に差し込み
中に落下しないように端をテープで留めておくだけで、タンク内を錆から守ることができる。
そのまま、燃料タンクごとビニール袋で包んで密閉しておけば、さらに長期に渡る防錆効果が期待できる!
中型部品は圧縮袋との併用で錆ニックを使用!
残念ながらうっすら錆が出てきている70年代ベスパのマフラー。このような状態の金属パーツは錆や汚れを落としてから包むのが錆ニックの正しい使い方となる。
錆ニックで錆が除去できるわけではないが、これ以上の錆の進行を防ぐために錆ニックで包んで保管しておく。
錆ニックで包んだ状態からさらに百均で購入した衣類用の圧縮袋に入れて袋内の空気を抜いておいた。この状態で保管しておくことにする。
インナーチューブの錆防止にも錆ニックが効果を発揮
インナーチューブに錆が発生するとフォークオイル漏れの原因になるので、非常にやっかいだ。長期不動車でサスペンションがストロークしていないとフォークオイルによる潤滑がないので、錆びを招く要因になる。
インナーチューブが単品になっていれば包みやすいが、長期保管の場合や寒い時期に冬眠させる度にフロントフォークを分解するわけにはいかない。そこで、車体のままで錆ニックで保護しておく。
最小サイズにカットした錆ニックをインナーチューブに巻き付ける。
さらにその上から梱包用のラップフィルムを巻いておけば、効果を長持ちさせられるはずだ。