漫画家の浅野いにおさんによる漫画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」。現在、映画「デデデデ」の前章と後章が公開中です。

 6月6日、前章公開時に行われたイベント「デデデデ男子部」再演の声にこたえ、「デデデデ男子部 again!」が開催。入野自由さんと内山昂輝さんが登壇し、お気に入りシーンなどを語りました。

 映画「デデデデ」で担任教師の渡良瀬に思いを寄せる女子高生、小山門出役を務めるのは、シンガーソングライターとして活動している幾田りら。門出と小学校以来の親友おんたんこと中川凰蘭役は、あのさんが演じています。

 満を持して公開された後章では、前章からの秀逸な伏線回収や濃密に練られたストーリー構成に絶賛の声が相次ぎ、門出とおんたんの絶対的な友情に心を打たれる人が続出しています。

 「デデデデ男子部 again!」では、後章で活躍するキャラクターを演じた、大葉圭太役の入野自由さんと小比類巻健一役の内山昂輝さんが登壇。

「デデデデ男子部 again!」開催!入野自由と内山昂輝が登壇
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 各々のキャラクターを演じるうえでのアプローチ方法や2人の推しキャラ「ひろし」への愛、お気に入りのシーンや作品全体で好きなシーンなどを語りました。

■ 入野さん「想像と絵がマッチするところを選んだ」

 イベント当日、2人は前回の「デデデデ男子部」時と同様にポスターカラーに合わせた衣装を身にまとって登壇。ほかにも色違いのストライプの衣装も用意されており、入野さんはそれを推したものの「目がチカチカする」という理由で内山さんに却下されたことを暴露。仲睦まじいやりとりで観客を和ませました。

 自分とはかけ離れたキャラクターを演じるにあたり、どのようにアプローチをしたのか尋ねられた入野さん。今回はテープオーディションだったため、家で声を録音している段階で役作りは始まっていたといいます。

「デデデデ男子部 again!」開催!入野自由と内山昂輝が登壇
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 漫画を読んだ印象や、先生が描いたものをキャラクターデザインに起こしたらアニメの絵の中でどう映るのかなと想像し、「大葉ってどういう声なんだろう」、「どういう人なんだろう」と自分で探したそう。自分の中で、想像と絵がマッチするところを選んだとのこと。

 一方、内山さんはスタッフの人が「こういうのがほしいだろうな」というのを予測して、そこに「自分の色を持っていくといいだろうな」と頭の中で想像すると明かします。

 今回は高校生時代や闇落ち後の姿形が変わって従えるものが増えたシーンもあったので、そのギャップができるかどうかだと思い、「かわいい感じと怖い感じの違いを作らないと」と計算したと告白。

「デデデデ男子部 again!」開催!入野自由と内山昂輝が登壇
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 これには入野さんも「計算は必要」と共感。凰蘭の声を聞いて深く関わる役だと知っていたので、「自分にしかできないところがあるなとビビッときて、そこを狙って音や芝居感を考えた」と裏話を披露しました。

 さらに2人が、気になるキャラクターに凰蘭の兄である「中川ひろし」を挙げたことが話題に上ると、内山さんはひろしの言ったひと言で凰蘭が行動に移し、その結果、世界の運命が変わったことから、「ひろしが世界を変えたと思っている」と主張。

 一方、先日の舞台挨拶でひろしのメジャーをゲットしたという入野さんは、「カバンにつけてひろしを見せびらかしていたんですけど、作りがしっかりしていて最近ちょっと重いことに気づきました」と、それぞれの「ひろし愛」を熱弁しました。