大型期待の乗っ込み期を経て5月は産卵後の一服期、食いが落ちる時期と言われます。しかし私がホームグラウンドにしている木曽三川エリアでは既にクロダイが釣れ始め、複数枚上がっているとの情報も。これは期待できそうと、私も上げ潮のタイミングを狙い竿を出してみることとしました。
●愛知県のリアルタイム天気&風波情報
●三重県のリアルタイム天気&風波情報
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターかにおけ)
クロダイ前打ち釣り
5月22日、薄曇り。気温は高く幾分過ごしやすい天気。5日間の出張後で多少疲れが残る中、まずは地元の釣具屋さんで岩カニを購入。1時間余り車を走らせ釣り場へと向かいます。
木曽川河口エリア
今回クロダイ前打ち釣りをするのは木曽川河口エリア。岸沿いに消波ブロックが並ぶ広大なポイントで、シーバスやクロダイの格好の付き場です。現地に到着すれば既に何名かの前打ち師、ルアーマンの姿がありました。
当日の状況
それでは早速私もと、まず水面を見渡せば上流に向かってのさざなみ。こちらの方ではあまりイメージの良くない南風ですが、まあ釣りには風がつきもの。
その風が冷たくなく海もスケスケではない。さらには活気あふれる大潮の流れ。長年の勘で今日は釣れる?そんな気がしてきます。
本日のタックル
竿は黒鯛工房の戦竿前打ちハードアクション5.3m、リールは同じく黒鯛工房のドラグ付きタイコリールに3号の道糸、1.75号のハリスを矢引より少し長めにとり、針は前打ちチヌ3号を結びます。オーナー針の前打ちチヌはフトコロが広く、3Bクラスの多少大きなガン玉もつけられ、気に入って使っています。
ピンポイントへ打ち込みやすいちょうちん釣りスタイル、掛け重視の本気モードで挑みます。
早々にアタリ到来
14時スタート。消波ブロックの際を中心に探り歩きます。満潮は18時頃、まだ潮位が上がりきっていないので、いくらか水深のあるポイントを選んでアプローチ。こんな感じでいつもなら1~2時間続けてもノーアタはざらですが、何と今日は開始15分ほどで反応が!
穂先のふわふわした動きから半信半疑の聞き合わせ、するとゴン、ゴンと重い引き!きたっ、と思った次の瞬間にすっぽ抜け。残念、でもチヌはいると確信。バレた後の食い渋りを気にしつつブロックの際を打ち続けていくと、ものの5分で今度はコツンと明確なアタリ、反射的に合わせて今度はかかった!