5位 マジョリティ・パーティー どちらとも言いがたい微妙な質問にYesかNoかで答えつつ、本音を言うのではなく「多数派に入ることを目指す」点が面白い。勝ったら「気配り上手」、負けても「信念の人」と讃えあえる。
6位 海底探検 どこにでも持ち運べるコンパクトさが魅力の、定番入門ゲーム。深く潜るほど高得点が狙えるが、酸素不足で0点になってしまうリスクも高まるジレンマ合戦のすごろくを、気軽に楽しめる。
7位 目撃者たちの夜 中高生の休み時間の娯楽として定着した「人狼」を、推理の魅力を損なわずに「短時間」「司会者なし」で楽しめるよう加工したミステリーゲーム。自ずと全員が考察を述べあうため、距離も縮まる。
8位 キングドミノ ドミノタイルのように「2つの地形」が組み合わさったボードを、手もとに引いてきて「高得点な王国」を築くことを目指す。絵柄も相まってほんわかした雰囲気で、ギスギスせず誰とでも遊べる。
9位 ブロックス・トライゴン パーツを四角ではなく三角形で構成したことで、3人でも違和感なくプレイできるため家族向け。相手のブロックの裏側にうまく潜り込ませるのが快感で、オセロやテトリスが好きな人は必ずハマる。
10位 もっとホイップを 「自分が切り分けるが、選ぶ順番は最後」を繰り返し、なるべくよいケーキセットを作ることを目指す。おいしそうなケーキのタイルで雰囲気抜群だが、戦略が求められ毎回苦吟するガチンコゲーム。
あくまで示されたリスト内からの「私の」投票順位です。 リンクは、ゲームの楽しさがわかるジョーコ・デルモンドがメイン
また(おそらくは、他に薦める人が少なかったため)投票リスト入りを逃しましたが、「1回戦」では以下の作品も挙げていました。
カルカソンヌ21 全員で地図を作りながら高得点を競いあう古典的名作。終了後のビジュアルも美しい。
パトリツィア ルネサンス風のマップに塔を建設してゆく外観が美しい、入門に最適な陣取りゲーム。
「カードのみ」で今回はNGだったのですが 大喜利ゲーム『私の世界の見方』と これからの季節『なつのたからもの』も惜しい
まずは急ぎ、ご報告のみにて。多くの方のご関心を惹きましたら幸いです!
P.S. 来月7月20日(土)に、順天堂大学にて「医学とボードゲーム」のイベントに登壇します! 後日、詳しい告知も出す予定ですが、まずはこちらから。
編集部より:この記事は與那覇潤氏のnote 2024年6月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は與那覇潤氏のnoteをご覧ください。