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国立公園「高崎山自然動物園」の沿革
高崎山自然動物園の園内図

国立公園「高崎山自然動物園」の沿革

『ニホンザルは、世界のサルの仲間では最も北に生息し、その北限は青森県の下北半島で、日本各地の山野に昔から生息していました。高崎山にも古くから猿が住んでいたことが、江戸時代初めの古文書に猿にまつわる話が記されていることからうかがえます。しかし、開園前の高崎山の猿は、山すそにたびたび出没し、農作物を荒らしまわり、周辺の農家の人々を大変困らせていました。

そこで、昭和27年11月、当時の大分市長・上田保氏が農作物の被害防止と野生の猿を多くの人々に見てもらうため猿寄せを始めました。毎日、萬寿寺の庭(現在の猿寄せ場)に立ち、ホラ貝を吹き鳴らし、好物のリンゴやサツマイモをまくなどして、翌年の2月ようやく猿寄せに成功しました。(看板より引用)』

【大分】おサルさんの聖地でこんにちは!高崎山自然動物園
(画像=『たびこふれ』より引用)

こうして高崎山は日本で初めて「野生猿の動物園」として昭和28年3月に開園され、この年の11月には「高崎山猿生息地」として国の天然記念物に指定されました。以来、猿の頭数も年々増え、今では世界最大の猿の群れになり数多くの観光客に親しまれ、学術面でも霊長類研究に大いに役立っています。また、昭和52年5月にはイタリアのローマ市立動物園に当園の猿30頭が贈られ、国際親善にも一役かっています。(看板より引用)』

高崎山自然動物園の園内図

高崎山は標高628mですが、高崎山自然動物園はその麓にあります。そのため、園内はそれほど広くありません。逆に言うと、ぎゅっと集約されていて気軽に訪問することができます。おサルさん園内あちこちにいますが、サル寄せ場に行けば多くのおサルさんを見ることができます。

【大分】おサルさんの聖地でこんにちは!高崎山自然動物園
(画像=『たびこふれ』より引用)

基本は、高崎山にA群、B群、C群が生息していて、このうちB群とC群が麓のサル寄せ場に現れます。その日、どの群れが現れているのかは「おさる館」に掲示されています。

【大分】おサルさんの聖地でこんにちは!高崎山自然動物園
(画像=『たびこふれ』より引用)